Dospatsko Horo

Dospatsko Horo	～ Smoljan, Rodopi, Bulgaria
ドスパトスコ・ホロ	～スモリャン、ロドピ、ブルガリア

　この踊りは、ブルガリア中南部の山岳地帯ロドピ地方の踊りである。この地方の中心地スモリャンの踊りと伝えられているが、踊りにはそこからかなり西にあるドスパトという町の名が付けられている。ちなみに、正しくは「ドスパツコ・ホロ」と発音するようである。レスノトのリズムやポジションの組み方などにマケドニア的な要素も感じられる。

［Rhythm］	7/8　（ct 1,2,3）
［Formation］	男女別のシングル・ライン。男子Ｔポジション、女子Ｗポジション。

［Figure］
meas	Part 1　In place
1-2	右足から６歩その場にステップ（ct 1,2,3,4,5,6）
3	右足をその場にステップ（ct 1）右足リフトしつつ、左足ひざから下を左から後ろに持っていく（ct 2）左足を右足の後ろにステップ（ct 3）
4	右足を右にステップ（ct 1）左足を右足の前にステップ（ct 2）右足を元の位置に戻してステップ（ct 3）
5-8	meas 1-4 を左右逆に行う。

	Part 2　Grapevine
1	右足を右にステップ（ct 1）左足を右足の前に交差してステップ（ct 2-3）
2	右足を右にステップ（ct 1）左足を右足の後ろに交差してステップ（ct 2-3）
3	右足を右にステップ（ct 1）Part 1 の meas 3 ct 2-3 を行う（ct 2-3）
4	Part 1 の meas 4 を行う。
5-8	meas 1-4 を左右逆に行う。
9-16	meas 1-8 を繰り返す。

	Part 3　Rocking
1	右足を後ろにロック（ct 1）左足を前にロック（ct 2）右足を後ろにロック（ct 3）
2	左足を前にステップしつつ、「ヘーイ」とかけ声をかける（ct 1）右足を前にリープしつつ、左足ひざから下を曲げ、右足ふくらはぎの後ろに持ってくる。このとき「ハッ」とかけ声をかける（ct 2）ホールド（ct 3）
3-4	左足から６歩でやや後退（ct 1,2,3,4,5,6）
5-8	meas 1-4 を左右逆に行う。
9-16	meas 1-8 を繰り返す。

	Part 3'　Ending
1-15	Part 3 の meas 1-15 を行う。
16	左足を後ろにステップ（ct 1）右足クローズ（ct 2）ホールド（ct 3）

	Part 4　Travelling
1-2	右を向き、右足から６歩前進（ct 1,2,3,4,5,6）
3	右を向いたまま Part 1 の meas 3 を行う。
4	右を向いたまま、右足から２歩前進（ct 1,2-3）
5-16	meas 1-4 を３回（計４回）繰り返す。

［Sequence］

　（Part 1-3）×2→Part 4→Part 1-2→Part 3'

［Note］	・きちんとリズムに合わせて踊ること。特に次第に曲が速くなるので注意する。・かけ声は大きな声でかけるようにする。・女子は足を低く抑えて踊るとよい。
［Reference］
	・指導部保有資料「Dospatsko Horo」・1991年度27期指導部長作成資料集・1982年７月付19期指導部長作成資料「DOSPATSKO HORO」

© 1999 東京大学民族舞踊研究会