Sopska Petorka〜 Macedonia
ショプスカ・ペトルカ〜マケドニア
 ショプスカ・ペトルカとは「ショップの5人」という意味で、この踊りは男性5人によって踊られる。ショップという名がついているが、れっきとしたマケドニアの踊りである。1953年に現地のアンサンブルの舞台用に振り付けされた踊りであり、伝統的な民族舞踊とは一線を画するものである。その独特のフィギュアは農耕の動作を模したものと伝えられている(「ショップ」とは、本来、ソフィア周辺地方の農民のことである)。
[Rhythm]  2/8 (ct 1,2)
[Formation]  男子5人のナ・レッサのシングル・ライン。
[Step]
・ベーシック・パターン Basic pattern(6呼間)
 左足をその場にリープすると同時に、右足ひざを前に上げる。右足トーは下に向ける(ct 1)左足ホップ(ct 2)右足からその場で3歩ステップ(ct 3,4,5)右足ホップと同時に、左足プッシュ・キック(ct 6)
 ステップしていない足のひざは常に高く上げること。
・バリエーション・パターン Variation pattern(8呼間)
 左足をその場にリープすると同時に、右足ひざを前に上げる。右足トーは下に向ける(ct 1)左足ホップ(ct 2)右足を左足の後ろにステップ(ct 3)左足クローズ・ステップ(ct 4)右足を左足の前に大きくステップ(ct 5)右足ホップと同時に、左足を前にプッシュ・キック(ct 6)左足を右足の前に大きくステップ(ct 7)左足ホップ(ct 8)
[Figure]
meas  Prelude
1-2 待つ。
3 右足を右にステップ(ct 1)上体を前傾させて、左足を右足の前にステップ(ct 2)
4 上体を起こし、右足を右にステップ(ct 1)左足ひざを右足の前に高く上げるが、ひざから下の力を抜き、トーは下に向けない。また、右足はリフトしない(ct 2)
5 meas 4 を左右逆に行う。
6-11 meas 3-5 を2回(計3回)繰り返すが、次第に曲が速くなる。
12 左足を地面に残したまま右足を右にステップして、右にスウェイしつつ、右足バウンス(ct 1)右足バウンス(ct 2)
13 左にスウェイしつつ、左足バウンス(ct 1)左足バウンス(ct 2)
14-21 meas 12-13 を4回(計5回)繰り返す。ただし当然、meas 12 の右足ステップは不要なので行わない。
22 両足クリックして閉じる(ct 1)右足ホップしつつ、左足ひざを右足の前に上げる。トーは下に向ける(ct 2)
  Part 1“A sega”
1-15 ベーシック・パターンを5回行う。
16 左足をその場にリープすると同時に、右足ひざを前に上げる。右足トーは下に向ける(ct 1)左足ホップ(ct 2)
17 右足をその場にリープし、左足を伸ばしたまま左斜め前に上げる。トーは伸ばさない(ct 1-2)
18 meas 17 を左右逆に行う。
19-20 meas 17-18 を繰り返す。
21-22 右足から3歩その場にステップ(ct 1,2,3)左足スタンプ(ct 4)
23-24 meas 21-22 を左右逆に行う。
25-28 meas 21-24 を繰り返す。
29-30 右足からパ・デ・バを2回行う。
31 右足をその場にリープし、左足ひざを前に高く上げるが、ひざから下はフック(ct 1)ct 1 を左右逆に行う(ct 2)
32 meas 31 を繰り返す。
33-36 meas 29-32 を繰り返す。
37-38 右足スタンプ(ct 1)右足から3歩その場にステップ(ct 2,3,4)
39-40 meas 37-38 を左右逆に行う。
41-44 meas 37-40 を繰り返す。
45 右足をその場にタップ(ct 1)ホールド(ct 2)
46 右足を後ろにステップ(ct 1)ホールド(ct 2)
47 左足クローズ・ステップ(ct 1)ホールド(ct 2)
48 「イッ」とかけ声をかけながら、右足を前にリープ(ct 1)「ハッ」とかけ声をかけながら、右足ホップしつつ左足プッシュ・キック(ct 2)
  Part 2“Seci”
1-9 ベーシック・パターンを3回行う。
10-13 バリエーション・パターンを行う。
14 右足を右斜め前にスラップ(ct 1)左足ホップ(ct 2)
15-16 meas 14 を2回(計3回)繰り返す。
17-18 右足をその場にリープし、左足ひざを前に高く上げる(ct 1)ホールド。ただし、音楽はとぎれている(ct 2-4)
19-22 かけ声「ヨーオ」に合わせて、身体全体をゆっくり前傾させていく(ct 1-5)上体を前傾させたまま、左足を前にリープする。このとき、「ハッ」とかけ声をかける(ct 6)ホールド(ct 7-8)
23-24 右足を後ろにリープして、上体を起こす。このとき、「イッ」とかけ声をかける(ct 1)左足からその場に2歩リープし、それに合わせて「ハッ、ハッ」とかけ声をかける(ct 2,3)右足ホップと同時に、左足プッシュ・キック(ct 4)
  Part 3“Krsi”
1-6 ベーシック・パターンを2回行う。
7 左足をその場にリープすると同時に、右足ひざを前に上げる。右足トーは下に向ける(ct 1)左足ホップ(ct 2)
8 右足を左足の後ろにステップ(ct 1)左足クローズ・ステップ(ct 2)
9 右足を左足の前に大きくステップ(ct 1)右足ホップと同時に、身体を右斜め前に向ける(ct 2)
10 meas 9 を左右逆に行う。
11-14 meas 9-10 を2回(計3回)繰り返す。
15 前を向いて右足をその場にステップ(ct 1)左足をCCWに回すように前から左に低く持っていく(ct 2)
16 「イッ」とかけ声をかけながら、左足クローズ(ct 1)「ハッ」とかけ声をかけながら、右足ホップしつつ左足ひざを前に高く上げる(ct 2)
  Part 4“Trojno”
1-12 ベーシック・パターンを4回行いながら元の位置まで後退する。
13-16 バリエーション・パターンを行うが、meas 16 の ct 2 では、左足ホップと同時に、右足をCCWに半回転させるように後ろから前に持ってくる。
17 上体を前傾させ、右足を左足の前に交差してステップ(ct 1)左足を左にステップ(ct 2)
18-19 meas 17 を2回(計3回)繰り返す。
20 右足を左足の前に交差してステップ(ct 1)右足ホップしつつ、左足をCWに半回転させるように後ろから前に持ってくる(ct 2)
21-24 meas 17-20 を左右逆に行う。
25-27 meas 17-19 を行う。
28 右足を左足の前に交差してステップ(ct 1)右足ベンドし、左足ひざから下を右足の後ろに上げる(ct 2)
29 左足を後ろにリープして上体を起こすと同時に、右足ひざを前に上げる。右足トーは下に向ける(ct 1)左足ホップ(ct 2)
30 右足からその場で2歩ステップ。
31-32 Part 3 の meas 15-16 を行う。
  Part 5“Kopni”
1-12 ベーシック・パターンを4回行いながら元の位置まで右(やや後ろ)に移動する。
13 左足をその場にリープすると同時に、右足ひざを前に上げる。右足トーは下に向ける(ct 1)左足ホップ(ct 2)
14-16 Part 4 の meas 30-32 を行うが、かけ声はかけない。
17-20 バリエーション・パターンを行う。
21 右足を右斜め前にスラップ(ct 1)左足ホップ(ct 2)
22 meas 21 を繰り返す。
23 右足を前から後ろに大きくブラッシュ(ct 1-2)
24 右足を後ろから前に大きくブラッシュ(ct 1-2)
25 両足スクワット(ct 1)ホールド(ct 2)
26 両足リカバー(ct 1)ホールド(ct 2)
27 左足を前にステップ(ct 1)ホールド(ct 2)
28 右足クローズ・ステップ(ct 1)ホールド(ct 2)
29-32 左足から4回パ・デ・バを行うが、meas 32 では次のようなかけ声をかける。「イッ」(ct 1)「ハッ」(ct 2)
  Part 6“Zavrti”
1-9 ベーシック・パターンを3回行う。
10-13 バリエーション・パターンを行うが、meas 13 の ct 2 では、左足ホップと同時に、右足ひざから下を前に上げる。
14-15 右足ひざから下を空中でCWに2回転させる。
16 「イッ」とかけ声をかけながら、右足をその場にリープ(ct 1)「ハッ」とかけ声をかけながら、左足プッシュ・キック(ct 2)
  Part 7“Kosi”
1-9 ベーシック・ステップを3回行う。
10 左足をその場にリープすると同時に、右足ひざを前に上げる。右足トーは下に向ける(ct 1)左足ホップ(ct 2)
11 右足を左足の後ろにステップ(ct 1)左足クローズ・ステップ(ct 2)
12 右足を左足の前に大きくステップ(ct 1)左足をCWに半回転させるように後ろから前に持ってくる(ct 2)
13 meas 12 を左右逆に行う。
14 meas 12 を行う。
15-16 meas 13-14 を繰り返すが、meas 16 では次のようなかけ声をかける。「イッ」(ct 1)「ハッ」(ct 2)
  Part 8“Zapli”
1-12 ベーシック・パターンを4回行う。
13-16 バリエーション・パターンを行う。
17 右足を左足の前に交差してタップ(ct 1)ホールド(ct 2)
[Sequence]  Prelude→Part 1-8
[Note] ・曲を聴いてもわかりにくいので、ベーシック・パターンの回数は覚えておいた方がよい。
・もともとコレオグラフ(振り付け)による構成を持った踊りなので、ある程度までならフィギュアをデモンストレーションのために改変してもかまわない。実際に、1982年の資料と1991年の資料ではかなりの違いが見受けられるし、1993年度のコールもまた、それらとはかなり異なっている。
・男子5人で踊る必然性はないが、ラインがあまり長くなっても踊りにくいので、人数が多い場合は適当な人数で切って複数のラインで踊るとよい。
[Reference]
・1991年度27期指導部長作成資料集
・1982年19期指導部長作成資料「SOPSKA PETORKA」
© 1999 東京大学民族舞踊研究会