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Sota (Albanska Svatbena Igra)~ Albania
ショタ(アルバンスカ・スバドベナ・イグラ)~アルバニア
 この踊りは、アルバニア人の婚礼の踊りである。モンテネグロ(ツルナ・ゴーラ)のアルバニア人に伝わっているものであるため、曲名はセルビア語になっている。スバドベナ・イグラとは「婚礼の踊り」という意味である。この踊りは女性舞踊であるが、同じショタという名の踊りの中には、カップルで踊られるものもある。
[Rhythm]  4/4 (ct 1,2,3,4)(ただし、Part 5 のみ ct 4,1,2,3 で1小節とする)
[Formation]  女子のみの連手しないクローズド・シングル・サークル。
[Figure]
meas  Part 1
1 LODを向き、左足ホップ(ct 1)右足を前にステップ(ct 2)左足クローズ・ステップ(ct 3)右足を前にステップ(ct 4)
2 meas 1 を左右逆に行う。
3-8 meas 1-2 を3回(計4回)繰り返す。
※このパートの間、手と顔は以下のように動かす。
1 両手を顔の前に置いた状態から、左手を前に、右手を右にそれぞれ滑らかに伸ばす(ct 1-2)両手を顔の前(身体の正面方向)に滑らかに戻すが、手は軽く握り、手のひらを顔の方に向ける。(ct 3-4)この小節の間、顔は常に右手の方に向ける。
2 meas 1 を左右逆に行う。
3-8 meas 1-2 を3回(計4回)繰り返す。
  Part 2
1 右足をやや後ろにステップ(ct 1)左足クローズ・ステップ(ct 2)右足をやや後ろにステップ(ct 3)ホールド(ct 4)
2 meas 1 を左右逆に行う。
3-4 meas 1-2 を繰り返す。
※このパートの間、手は以下のように動かす。
1 左手を左耳のそばに持っていき、右手は腰の高さで後ろに伸ばす。このとき、顔は右手の方に向ける。
2 meas 1 を左右逆に行う。
3-4 meas 1-2 を繰り返す。
  Part 3
1 円内を向き、両手をWポジションの形にするが、連手せず両手を軽く握る。右足を右斜め前にステップ(ct 1)左足クローズ・ステップ(ct 2)右足をその場にステップ(ct 3)ホールド(ct 4)
2 meas 1 を左右逆に行う。
3 meas 1 を行う。
4 左足から3歩後退(ct 1,2,3)ホールド(ct 4)
  Part 4
1-2 Part 3 の meas 1-2 を行う。
3-4 右足を前にステップ(ct 1-2)左足から3歩後退(ct 3-4,5-6,7-8)
5-8 meas 1-4 を繰り返す。
※このパートの間、手は以下のように動かす。
1 両手を右腰の前に持ってきて、手のひらを下にしてきわめて軽く握る。両手を前(やや下)に滑らかに少し動かす(ct 1)両手を滑らかに元に戻す(ct 2)ct 1-2 を繰り返す(ct 3-4)
2 meas 1 を左右逆に行う。
3-4 両手を頭上やや前に伸ばす。波線(3往復半)を描きながら、両手を左右斜め下に「ハ」の字形に下ろしていく。最後に、両手を腰の高さで左右に伸ばした姿勢になる。
5-8 meas 1-4 を繰り返す。
  Part 5(便宜上、ct 4,1,2,3 で1小節とする)
1 逆LODを向き、右足をCWに小さく回すように前から右に低く持っていき、右にボール・タッチ(前小節の ct 4)右足クローズしつつ、両足バウンス(ct 1)両足2回バウンス(ct 2,3)
2-3 meas 1 を2回(計3回)繰り返す。
4 meas 1 の前小節の ct 4 を行う(前小節の ct 4)左足ピボットでCWに素早く半回転してLODを向き、右足クローズ・ステップしつつ、両足バウンス(ct 1)両足2回バウンス(ct 2,3)
5-8 meas 1-4 を左右逆に行う。ただし、LODと逆LODも入れ替える。
※このパートの間、手は以下のように動かす。
1 両手を腰の前で手のひらを下にして水平に広げる(指の間は閉じる)。右手を前から右に持っていくようにして、CWに小さな円を1回描く。左手も右手と左右対称に動かす(前小節の ct 4)腰の前で両手をきわめて軽く握り、洗濯物をもみ洗いするような感じで(ただし、左右対称に)動かす(ct 1-3)
2-8 meas 1 を7回(計8回)繰り返す。
  Part 6
1 逆LODを向き、右足を右にトー・タッチ(ct 1-2)右足クローズ(ct 3-4)
2-3 meas 1 を2回(計3回)繰り返す。
4 右足を右にトー・タッチ(ct 1-2)左足ピボットでCWに半回転してLODを向き、右足クローズ・ステップ(ct 3-4)
5-8 meas 1-4 を左右逆に行う。ただし、LODと逆LODも入れ替える。
9-15 meas 1-7 を行う。
16 左足を左にトー・タッチ(ct 1-2)左足クローズ・ステップ(ct 3-4)
※このパートの間、手と顔は以下のように動かす。
1 右手を右斜め下に、左手を左斜め上に滑らかに伸ばし、両腕が一直線になるようにする。顔は右手の方に向ける(ct 1-2)両手を顔の前(身体の正面方向)に滑らかに戻すが、手は軽く握り、手のひらを顔の方に向ける。顔は左手の方に向ける(ct 3-4)
2-4 meas 1 を3回(計4回)繰り返す。
5-8 meas 1-4 を左右逆に行う。
9-16 meas 1-8 を繰り返す。
  Part 6' Ending
1-15 Part 6 の meas 1-15 を行う。
16 左足を左にトー・タッチ(ct 1-2)左足クローズ(ct 3-4)
17 円内を向き、左足を地面につけたまま、CCWに回すように前から後ろに持っていく。
18 左足を地面につけて、右ひざを立てた姿勢になる(ct 1)ホールド(ct 2-4)
※このパートの間、手と顔は以下のように動かす。
1-16 Part 6 の meas 1-16 を行う。
17 右手を右から前に、左手を左から後ろに、それぞれCCWに回すように持っていく。顔は次第にうつむかせる。
18 右手を顔の前に、左手を腰の後ろにおき、顔は下に向ける。
[Sequence]  前奏8小節→Part 1×2→Part 2→Part 3×3→Part 4×2→Part 5×2→Part 6→Part 1→Part 3×2→Part 4-5→Part 6'
[Note] ・構成がとても複雑なので注意すること。
・スタイリングが非常に難しいので、よく研究すること。特に腕の動かし方には十分に気をつける必要がある。また、指先にまで神経を行き届かせて踊ること。
・Part 5 の説明は「前小節の ct 4」から始まっているが、これはつまり、Part 4 の最後の小節から Part 5 の動作を始めるということである。また、Part 5 の最後の小節の ct 4 はホールドとなり、Part 6 の動作に滑らかに移る。
・Part 3 の腕の形は、Wポジションと説明したが、実際には腕の曲げ方がWポジションよりやや緩やかである。ただし、これは東大FDC独自のフィギュアで、本来はWポジションに組んで踊るようである。
[Reference]
・1992年度春合宿資料集(pp.9-12、30期副指導部長 作成)
・1983年春合宿付 百瀬氏作成資料「ショタ」
・1992年度夏合宿ビデオ
© 1999 東京大学民族舞踊研究会