Pentozali (Pentozales)〜 Krete, Greece
ペントザリー(ペンドザリス)〜クリティ、ギリシア
 ペントザリーは、ギリシア語では「ペンドザリス」と発音するが、クリティ(クレタ)島のピディクトス系の踊りである。そのタイトルの意味は、「5つの目のくらむようなステップ」であると伝えられている。
[Rhythm]  4/4 (ct 1,2,3,4)
[Formation]  男子4人のTポジションのシングル・サークル。
[Figure]
meas  Part 1“Basic”
1-2 円内を向き、左足を左にリープ(ct 1)左足ホップと同時に、右足を左足の前にスイング(ct 2)右足を右にリープ(ct 3)左足からパ・デ・バを行う(ct 4,ト,5)右足を右にステップ(ct 6)左足クローズ・ステップ(ct ト)右足を右にステップ(ct 7)右足ホップと同時に、左足を右足の前にスイング(ct 8)
  Part 2“Rock”
1 左足を左にリープ(ct 1)左足ホップと同時に、右足ひざから下を曲げて左足ふくらはぎの後ろにつける(ct 2)Part 1 の meas 1 ct 3-4ト を行う(ct 3-4ト)。
2 Part 1 の meas 2 を行う。
  Part 3“Turn”
1 Part 1 の meas 1 ct 1-2 を行う(ct 1-2)左足を地面に残したまま右足を右にステップしつつ、右にスウェイ(ct 3)左にスウェイ(ct 4)
2 右足から2歩でCWに(ピボット・ターンを一人で行うように)1回転する(ct 1,2)Part 1 の meas 2 ct 3-4 を行う(ct 3-4)
  Part 4“Scissors”
1 Part 1 の meas 1 ct 1-2 を行う(ct 1-2)右足からシザーズを3回行う(ct 3,4,ト)
2 meas 1 の ct 3-4ト を左右逆に行う(ct 1,2,ト)Part 1 の meas 2 ct 3-4 を行う(ct 3-4)
  Part 5“Leader's variation”
1 左足リープすると同時に、右足ひざを前に上げ、右手の甲で右足ももをスラップ(ct 1)左足ホップすると同時に、右足ひざから下を後ろに上げ、右手のひらで右足かかと外側をスラップ(ct 2)右足リープすると同時に、左足ひざから下を後ろに上げ、右手のひらで右足かかと内側をスラップ(ct 3)右足ホップすると同時に、左足ひざを前に上げ、右手の甲で左足ももをスラップ(ct 4)この小節の間にCCWに1回転する。また、左手はTポジションを解き、頭上に伸ばして高く上げる。
2 meas 1 を繰り返す。
※このフィギュアは、全員が同時に行うのではない。4人のうち一番右にいる者(つまり、リーダー)のみが行い、他の3人は Part 1(Basic)を行う。リーダーは、このフィギュアを行う2小節の間に列の最後尾へ移動し、次の小節からはTポジションに組んで Part 1 を行う。そして、新たに一番右にいる者がリーダーとなり、このフィギュアを行う。4人で踊っているので、このフィギュアを4回繰り返せば4人の順番は元に戻る。
  Part 6“Click”
1 Part 1 の meas 1 ct 1-3 を行う(ct 1-3)右足を左足の前に交差させてジャンプ(ct 4)
2 両足開いてジャンプ(ct 1)両足クリックして閉じるようにジャンプ(ct 2)Part 1 の meas 2 ct 3-4 を行う(ct 3-4)
  Part 7“Tap”
1 Part 1 の meas 1 を行う。
2 Part 1 の meas 2 ct 1 を行う(ct 1)右足をその場にリープ(ct 2)左足を前に伸ばして2回タップ(ct 3,4)
[Sequence]  前奏2小節→リーダー・コールによって Part 1-7 を行う。順番などは全くリーダーの自由であるが、東大FDCでは、デモンストレーションの関係から以下のようにほぼ一定している。
 Basic×4→Rock×4→Turn×4→Scissors×4→Leader's variation×4→Basic×4→Click×4→Rock→Turn→Scissors→Tap
 ただし、Turn と Scissors は入れ替え可能である。また最後の Rock は、Basic でもよい。なお、リーダー・コールは前のパートの最後にかけるが、「リーダーズ・バリエーション」は長いので少し早めにかけ始めた方がよい。
[Note] ・この踊りは本来、男性舞踊ではない。男性でなければならないのはリーダーだけなのだが、東大FDCでは全員がリーダーズ・バリエーションを行うため、男性舞踊となっている。また4人で踊ると決まっているわけでもなく、これも東大FDCのデモンストレーションのパターンがそうなっているというだけである。
・ここで紹介したものの他にもいろいろなバリエーションがある。
・ピディクトス系の踊りなので、ステップはリープ気味に軽快に行うこと。
[Reference]
・1991年度27期指導部長 作成資料集
・世界のフォークダンス 5(pp.146-149「ペンドザレス」)
・1977年10月付15期 風見氏作成資料「Pentozales」
© 1999 東京大学民族舞踊研究会